皆さんこんにちは!岡崎のおしゃれ番長、くろです。
本日は徳川家ゆかりの神社「六所神社」を徹底取材してきました!
朱色の美しい神殿、徳川家との繋がり、主祭神【塩竈(しおがま)様】のご利益とは?・・・
神殿の美しい写真と共に、六所神社を巡りましょう。皆さま最後まで、お付き合いくださいませ。
六所神社:創建の歴史
徳川家の母体が、豊田の小豪族【松平氏】というのを、皆さんはご存知でしたか?
六所神社は、松平家7代当主であり、徳川家康の祖父にあたる、松平清康氏が創建したと伝えられています。
創建当初からの六神を祀っており、現在はそれに加えて、10柱の地神様を祀っています。今からおおよそ、500年前に創建され、代々、江戸幕府の厚い崇拝を受けてきた神社なのです。
六神
塩土老翁命(しおつちのをぢのみこと)・・海、安産の神
猿田彦命(さるたひこのみこと)・・道開き、交通安全の神
衝立船戸命(つきたつふなどのみこと)・・魔除け、厄除けの神
太田命(おおたのみこと)・・猿田彦大神の子孫
興玉命(おきたまのみこと)・・土地の神
事勝国勝長狭命(ことかつくにかつながさのみこと)・・塩土老翁神の別名
六所神社には安産の神がいる!
六所神社には塩土老翁命、別名【塩竈(しおがま)様】という神様がいらしゃいます。海の神・安産の神として、日本全国数多くの神社で祀られている神様です。
岡崎「六所神社」の塩竈様は、徳川家康の産土神(その者を生まれる前から死んだ後まで守護する神)として、長い間、徳川家から崇拝されてきたと伝えられています。
そういった経緯もあってか、現在も、毎月戌の日には、安産祈願をする妊婦さんが数多く訪れます。
御祈祷は年中無休、予約不要で、朝9時から夕方16時まで受け付けているそうです。
国の重要文化財!極彩色の神殿
六所神社には3つの重要文化財があります。
重要文化財
① 本殿(ほんでん)・幣殿(へいでん)・拝殿(はいでん)
②神供所(しんくしょ)
③ 楼門(ろうもん)
徳川家康の産土神を祀っていることから、代々、江戸幕府の庇護のもと、頻繁に修復を重ね、美しい状態を維持してきました。江戸幕府崩壊後は戦時中を除き、40〜50年間隔での修復は続いており、最近ですと平成26年~28年に修復されたばかりです。
ではさっそく、美しい神殿を写真と共に巡ってゆきましょう。
【楼門(ろうもん)】
駐車場から石造りの鳥居をくぐり、少し歩くと、本殿に続く石段が現れます。石段の先には、朱塗りの美しい楼門がそびえたち、参拝者たちの目を奪うことでしょう。
太陽の光に照らされた楼門は、息をのむほどの美しさがあります。
【本殿・幣殿・拝殿(ほんでん・へいでん・はいでん)】
楼門を抜けると、目の前に極彩色の拝殿が現れます。
朱色、瑠璃色、翡翠色、黄金色・・・さまざまな色があしらわれた拝殿は、まさしく豪華絢爛。
拝殿の奥には幣殿、本殿が続いており、こちらは柵で覆われた外側からしか見ることはかないませんが、拝殿同様、素晴らしい造りと色彩を兼ね備えています。
【神供所(しんくしょ)】
神供所とは、神様のお食事を調理するための場所です。その為、穢れのない場所でなくてはなりません。本殿、楼門とはことなり、落ち着いた色合いの建物。どこか神聖な雰囲気を醸し出しています。
ちなみに・・・
本殿・幣殿・拝殿、神供所は今から384年前、徳川家三代将軍・徳川家光公によって改修され、今のような造りになりました。
そこからやや遅れて52年後、徳川綱吉公の時代に楼門が建てられたとのこと。
どの建物も、美しく、徳川の歴史を感じとることができます。
母子犬や安産絵馬、お守りなどもある!
安産の神様で有名なだけあり、境内のいたるところに安産祈願の絵馬がかざってありました。
母子犬は、優しくなでると安産のご利益があるのだとか・・・
【三晃大黒社】
本殿の横にひっそりとたたずむ、三晃大黒社。平成12年に奉納されて以来、金運・商売繁盛の神様として、祀られています。
社務所では、宝くじを入れて当選祈願をする「宝袋」や、大黒様ストラップなどのユニークなお守りも置いてあり、近年、岡崎のパワースポットとしても注目されています。
重要文化財である美しい神殿を見ながらの参拝は、心が満たされ、とてもすがすがしい気持ちになりますよ。
心身のリフレッシュに、または散歩がてら、【六所神社】に参拝に行かれてみてはいかがでしょうか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
概要
【六所神社】
愛知県岡崎市明大寺町耳取44
TEL:0564-51-2930
駐車場:斉場の前に25台、社務所の横に20台
(妊婦さんには、石段を登らなくてもいい社務所の横駐車場がオススメ)