どうも岡崎にゅーすのNaka(@oka_nyu)です。
最近大きなニュースが多すぎて2018年から慌ただしいですが、岡崎にも大きなニュース(残念な方)が飛び込んできました。
岡崎の八丁味噌 GI問題の件について
オカザえもんのtwitterのタイムラインに流れてきて気づいたのですが。
そりゃないでござるよ、、、。
RT https://t.co/tnjF4CYKQG— オカザえもん【公式アカウント】 (@okazakiemon) 2018年1月26日
なんだこれは。。
我が味噌の国、岡崎に激震がはしった。
ひどいニュースである。
岡崎に関するブログを書いているので取り上げないわけにはいかない。
まず、批判する前にGIとは何なのだろうか?中々一般的には聞きなれない言葉であるので調べてみた。
地理的表示(GI)保護制度
地域には、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついている産品が多く存在しています。これらの産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度が「地理的表示保護制度」です。
農林水産省は、地理的表示保護制度の導入を通じて、それらの生産業者の利益の保護を図ると同時に、農林水産業や関連産業の発展、需要者の利益を図るよう取組を進めてまいります。
参照:農林水産省HPより
つまりGIとは伝統的生産方法を持った産品を保護する制度である。
ちなみにこのGIを不正使用すると、表示しないよう農相から命令が下り、従わない場合、個人には5年以下の懲役か500万円以下の罰金、もしくは両方、法人には3億円以下の罰金が科されるらしい。。。
まさに由々しき事態。。。
今回問題になったのはこの八丁味噌の本家である「まるや八丁味噌」「カクキュー」がここから外れ、「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」に八丁味噌のGIが与えられたということである。
確かに「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」で登録されている。
詳細はこちら→八丁味噌登録の公示(登録番号第49号)
これには岡崎市民怒り心頭である。
なぜなら岡崎といえば、徳川家康、八丁味噌、オカザえもんの3つしか思い浮かばないぐらい有名なあの八丁味噌本家にお墨付きマークが与えられなかったからである。
そもそもこれを認めてしまうとGI制度って何?となってしまうのだが。
農林水産省のHPにちゃんと伝統的な生産方法と書いてあるではないか。江戸時代から100年以上も続くこの生産方法は伝統的と呼べないのか?
というかそもそも八丁味噌と呼ばれるものは「まるや八丁味噌」「カクキュー」が作ったものであるはずだ。
このような結果になってしまった背景には製法上の問題があったようだ。岡崎の八帖では2年以上熟成させる「二夏二冬」基準など厳格な製法を盛り込むよう求めていたのだがどうやらその辺りで折り合いがつかなかったらしい。
また農林水産省は
「不幸な結果となったが、海外の偽物から守るため登録を優先した」と説明。
これでは本末転倒である。海外の偽物から守るために偽物を登録してもいいのだろうか。完全に謎である。「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」のものが悪いと言っているのではない。
本物の八丁味噌にGIを与えなければならないのではないか?
このままではGIというものに信用が置けなくなってしまう事態であるし、我が味噌の国、岡崎は黙っていない。農林水産省にはこの問題をもう一度真剣に考えていただきたい。
我が味噌の国岡崎。八丁味噌ブランドを取り返しに行くでござるよ。
現場からは以上です。