こんにちは、ライターのサクです。
今回は、岡崎に新しくできる「阿知和スマートインターチェンジ」の情報まとめ記事です。
阿知和スマートインターチェンジは、東名高速道路の岡崎ICと豊田JCTの間に位置し、岡崎市の交通利便性向上と岡崎の発展に貢献する重要なプロジェクトです。
本記事では、阿知和スマートインターチェンジの場所やそのスケジュール、さらには期待されるメリットについて詳しく解説していきます。
スマートインターチェンジとは
そもそもスマートインターチェンジとは、「ETC専用」のインターチェンジのこと。
大掛かりなゲートや料金徴収員を設けないことで、コストを抑えつつ高速道路へのアクセスを可能とする効率の良いインターチェンジのことを言います。
阿知和スマートインターチェンジの場所
阿知和スマートインターチェンジは、東名高速の岡崎ICと豊田JCTの間にある「阿知和地区工業団地」の近くにできます。
周辺には「おかざき農遊館」や「龍北スタジアム」などがあって、土日は少し賑わうような場所ですね。
阿知和スマートインターチェンジのメリット
阿知和スマートインターチェンジは、岡崎市が国と協働して進める企画ですが、どんなメリットがあるのでしょうか?
期待される効果について解説します。
メリット1:岡崎IC・豊田JCT付近の渋滞緩和
[引用:岡崎市HP]
阿知和スマートインターチェンジのメリットの一つは、渋滞緩和です。
これまで東名高速を利用する場合、岡崎ICで乗り降りするために1号線を使ったり、豊田JCTで乗り降りするために248号線を使ったりするため、それらの道路の渋滞が常に岡崎市民の悩みになっています。
この図にもあるように、阿知和スマートインターチェンジの建設に伴い道路が整備されることにより、よく渋滞が発生している豊田東IC周辺や岡崎IC周辺の渋滞状況が5~8%程度緩和されるという見通しです。
メリット2:地域活性化・観光振興
[引用:岡崎市HP]
2点目のメリットは岡崎ICから豊田JCTの間の観光地(岩津天満宮・大樹寺・伊賀八幡宮・岡崎城など)へのアクセスがよくなり、遠方からの観光振興が期待できます。
岡崎観光といえば、大樹寺から眺める歴史的眺望である「ビスタライン」や徳川家康が生まれ育った「岡崎城」、学問の守り神「岩津天満宮」ですね。
それぞれのスポットが離れているため、高速のインターを降りてからしばらく一般道を走るため、遠方から来る人にとってはアクセスが悪く感じてしまいます。
阿知和インターチェンジができることで、「岡崎IC〜阿知和スマートIC」や「豊田東IC〜阿知和スマートIC」の間で観光ルートが完結し、目的地から高速道路の出入り口が近づいてアクセス性が向上します。
メリット3:工業団地への物流輸送時の所要時間が短縮
[引用:岡崎市HP]
3点目は工業団地への物流輸送時の所要時間が短縮となること。
製造業にとっては、工業団地に拠点をおくことで物流の効率化を向上させるメリットがあります。
現状では、阿知和に向かうためには豊田東ICから約15分下道を走る必要がありますが、阿知和スマートインターチェンジができたらその時間が約7分に短縮されるため、運搬・移動の時間が大幅に短縮されます。
また、岡崎に住んでいない遠方からでも通勤しやすくなるため、従業員の募集をする際にも高速利用前提で募集をかけられるため、採用もしやすくなるという声も上がっています。
阿知和スマートインターチェンジの工事スケジュール
渋滞緩和や観光振興などのメリットがある阿知和スマートインターチェンジですが、令和8年度まで工事予定となっており、その後に開通予定です。
スマートICは、工業団地の進出企業が創業を開始するまでに開通するとのことなので、工業団地の区画が整備されてからもうしばらくかかります。
工業団地にどんな企業が入るのか、団地周辺にどんなお店や道路ができるかなど、岡崎市民にとっては楽しみなニュースですね。
まとめ
阿知和スマートインターチェンジの開通は、東名高速沿線の交通渋滞を緩和し、周辺地域の観光や産業振興に大きく貢献するものと期待されています。
岡崎ICや豊田JCT周辺の交通量が分散され、これまで渋滞に悩まされていたドライバーにとって大きな改善が見込まれます。
また、観光地へのアクセス向上により、地域の魅力がさらに引き出され、遠方からの訪問者の増加が期待されています。
工事はまだ進行中で、完成は令和8年度を予定していますが、開通後の利便性と経済効果に対する期待は大きく、岡崎市民にとっても喜ばしいニュースとなるでしょう。